電子書籍が出てきている世の中でも、紙の本がなぜ根強い人気なのか?

AmazoのKindleや楽天Koboなどの「電子書籍」は年々売れ行きが上がっているそうです。

ですが、こんなデジタルが普及した世の中でも、「紙の本」には一定の根強い人気がありますよね。

 

その理由は、電子書籍にはないメリットが紙の本にはあるから、ということになります。

 

そこで、

  • 電子書籍にはない、紙の本のメリットは何か?
  • 電子書籍がどうなったら、より普及するのか?

ということを考えてみます!

 

電子書籍にはない、紙の本のメリットは何か?

電子書籍と比べて、「紙の本」が良いと考えられる理由として以下があがると思います。

 

電子書籍にはない、紙の本のメリット
  1. パラパラ読みができる
  2. 所有欲が満たせる
  3. 読んだあと、人に貸したり売ることができる
  4. 本の中に、自由に文字や絵を書き込める

 

つまり、これらができるから紙の本が選択されている、ということになります。

 

逆に言えば、電子書籍が上記のことを解消できたら、より普及するはず。

・・・ということで、上記4つの内容を、電子書籍でカバーする方法を現状を踏まえて考えてみたいと思います。

 

1:パラパラ読みができる

これはつまり、「その本がどんな内容かを、パラパラっとめくって見極めることができる」ことです。

 

本屋に行って気になった本があれば、30秒ぐらいでパラパラ~と読めば、”なんとなく”それが良い本かわかったりしますよね。

そして、電子書籍にはそれができない、というデメリットがあります。

 

これは、電子書籍に「オート高速めくり機能」ができると、ある程度解決するんじゃないか、と思っています。

購入するか迷った本があったとき、この機能で、1ページ0.5秒ぐらいのペースで、パラパラっとページをめくってくれるイメージです。

 

そうすると、なんとな~くその本の良し悪しが分かり、その本を購入するか判断ができるようになります。どうですかね・・・?

 

2:所有欲が満たせる

次に、紙の本は電子書籍よりも「所有欲が満たせる」というポイントがあると思っています。

 

自分がこれまで買った本、これまで読んだ本を、本棚に並べる。

すると、「いままで自分はこんなに読んできたんだな~。」と振り返ることができますよね。

これは、本好きにとってたまらないポイントだと思います。

 

では、電子書籍ではどうカバーするのか。

この点については、解決が非常に難しいと思っています。

せいぜい、「読んだ本の表紙画像を、デジタル上で一覧で並べる」ぐらいしかできないと思いますが、それでは所有欲が満たされないのが目に見えています。

 

この問題を解決できる技術(部屋の中に常時スクリーンでデジタル本棚を映し出すみたいな?)を待つしかない問題ですね、、。

 

3:読んだあと、人に貸したり売ることができる

続いては、「読んだあと、人に貸したり売ることができるか?」というポイントで、紙の本に軍配が上がりますよね。

 

これは、見方を変えれば解決できる問題です。

 

人に貸したり売ることができる、というのは、言い換えると、「金銭的に得をするか?」「実質的に定価より安く買えるか?」ということです。

(売る場合には、「買った額ー売った額」が実質的な購入金額だし、人に貸す場合も、「友人との貸し借りで、結果的に1冊の値段で2冊読める」ということが重視されているはずです。)

 

ということは、電子書籍側にできることは、「最初から値段を下げて売ること」だと思っています。

「紙の本は1,500円だけど、電子書籍では900円です。」

などと安く売ることができれば、このデメリットは相殺できるはずです。

 

実際、Kindleストアではよく電子書籍の半額割引セールとかをやっていますよね。

電子書籍は、「紙代」「印刷代」「運送代」「書店での保管・陳列代」が一切かからないので、一定の範囲内で値段を下げることは可能なはずです。

 

本の中に、自由に文字や絵を書き込める

最後に、紙の本のメリットとして、「自由に文字や絵を書き込める」ことがあります。

 

・・・これは、じつは最近のKindleが解決した問題なんです!

その名も「Kindle Scribe」です。

(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

記載の通り、「電子書籍の中に、手書きで文字や絵を書ける」端末です。

2023年現在、価格は「約6万円」とかなり高額ですが、技術的に進歩すれば、数年後にはもっと安い価格で買えるようになるのではないかと思っています。

 

Amazon側もこの問題を認識し、技術で解決しようとする動きがあるのは間違いないので、今後に期待ですね!

 

まとめ

今回は、電子書籍が出てきている世の中でも、紙の本がなぜ根強い人気なのか?という話をまとめました。

そして、それに対抗するために、電子書籍には何ができるか?も考えてみました。

 

電子書籍にはない、紙の本のメリット
  1. パラパラ読みができる
  2. 所有欲が満たせる
  3. 読んだあと、人に貸したり売ることができる
  4. 本の中に、自由に文字や絵を書き込める

 

こうやってまとめてみると、電子書籍が抱える一番の課題は、「所有欲を満たせるかどうか」にありそうですね。

こればっかりは、すぐの解決が無理そうだなと感じました。

 

個人的には、電子書籍ならではのメリット(持ち運び不要、お気に入り文章がクラウドに自動保存される、など)が大好きなので、電子書籍派です。

今回紹介した電子書籍のデメリットを克服されたら、より快適に電子書籍ライフを楽しめると期待しています!

 

※電子書籍Kindleでは、月1,000円で読み放題になる超絶お得サービスがあります。めっちゃおすすめなので、ぜひ!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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