「この本めっちゃくちゃ良い!」
「・・・なのに、”表紙が独特”なせいで、あんまり読まれていない気がする。もったいねえ!!」
そんな風に感じる良書を、これまで何度か見てきました。
たとえば、萌え系の絵だったり、タッチが強すぎる強烈な表紙絵だったり、、。
そんな見た目から受ける印象とは異なり、中身を読んでみると、「え!?めちゃくちゃ中身の濃い良書じゃん!!」ってことが、たま~にあります。
そこで今回は、「表紙の癖はあるが、中身は超絶良いおすすめ本」を「4つ」紹介します。
「メジャーどころ”以外で”、勉強になる本」を探している方には、特に、チェックしてみてほしい内容です!
それでは、いきましょう!
最初に結論
最初に結論からまとめます。
今回紹介する本は、以下の4つです!
- 世界で一番やさしい会議の教科書
- 他眼思考
- 史上最強の哲学入門
- 正義の教室
順番にいきます!
世界で一番やさしい会議の教科書
最初は、こちら。「世界で一番やさしい会議の教科書」です!
表紙を見ると、「おお。。ちょっと萌え系の本か、、。」と、感じることでしょう(笑)
しかし!!中身は超絶真面目で、中身の濃い~~ビジネス本です。
じゃあ、どんな本か?
一言でいうと、「いかにして、会社の会議をスムーズに回すか?」について、とんでもない説得力をもって書かれた本です。
私が教える時は「目的」を「終了条件」という言い方に変えて表現している。この方が適切な目的を設定しやすい。「目的」という言葉で逃げずに「終了条件」を考えていこう。
(引用Kindle位置:697)
上記の引用箇所は、「会議の目的」を定めようという話についての記述です。
ここでは、「目的という言葉ではまだ曖昧で、”終了条件”と言えるレベルまで落とし込んで会議の目標を定めるべき。」ということを教えてくれています。
本書の方法を実践していけば、「社内のムダな会議」が、「超生産的な会議」に変わっていく姿をリアルに想像できます。
個人的には、「社員研修で、『名刺交換の方法』とか、わけの分からないことをやるよりも、こういったことを学ばせてくれよ!!」と会社に激怒したくなるような内容でした・・・(笑)
「社内の会議って、いっつもムダ。けど、どう改善すりゃあ良いんだろ・・・?」
そう考えている人には、超絶オススメの本です!
他眼思考
続いてはこちら!
「他眼思考」です。
- 「タイトルも癖あるし、顔ばっかで何かこわい、、。」
- 「背景色が謎に水色だし、なんか安っぽい・・・。」
きっと、多くの人がそう感じるでしょう(笑)
しかし!!この本は表紙の印象とは真逆で、非常に考えさせられる内容の本です。
どんな本かと言うと、「著者の過去の”ツイート”をまとめた本」なんですね。
著者のちきりんさんは、「社会派ブロガー」として活躍されており、高い洞察力と文章力で、非常に人気の方です。
そんな方が、”ふと考えて発したツイート”のベスト・セレクションといった本なんですが、それがまた、1つ1つ「ふ、ふかい、、。」と感動するものばかりです。
今、5分かけて話したことは、いったい何時間かけて考えたことなのか?ってのが話してておもしろい人とそうじゃない人の差だよね。
5分考えたことを5分話す人と、100時間考えたことを5分話す人がいるんだもん。おもしろさが違ってあたりまえ。
(引用Kindle位置:223)
ビジネス書というよりは、「洞察力の高い人の話を聞いて、た、たしかに。。」となる本ですが、非常に刺激的なのでおすすめに挙げました!
史上最強の哲学入門
続いてはこちら!「史上最強の哲学入門」です!
なお、史上最強の哲学入門は、西洋哲学編(1つ目)と、東洋哲学編(2つ目)があります。
どちらも読んだことがない方には、1つ目の「西洋哲学(赤い方)」を強くおすすめします!
この本は、「難しい哲学の話を、感動するほど分かりやすく解説してくれている本」です!!
あまりにも文章の吸引力が凄まじく、まるで”バトル漫画”を読んでいるかのような錯覚すらします、、(笑)
内容としては、「歴史上の哲学者の偉人」たちが順番に登場し、自分の主張を次々に展開していく、といった流れの本です。
その哲学者たちの議論が熱すぎて、「うおおお!なるほど!この説にはどうやって反論するんだ!?」ってな感じで展開がされていきます。
そして、彼は直観する。石は土になり、土は木になり、木はリンゴになる。それらの変化ははたしてデタラメに起こるのであろうか?
いや違う。そこには、万物共通の何らかのルールがあるはずだ。そう彼は考えたのだ。
彼は、そのルールのことを ロゴス(法則)と名づけた。
(引用Kindle位置:2,873)
このように間違いなく良い本!良い本なんですが・・・。
表紙が、、。笑
「なんでこんなにリアルな感じのおっさんの絵なの!?」と思う方が大半でしょう。
それは、著者が「漫画・刃牙」の熱烈なファンで、著者に表紙絵を描いてもらった、ということに由来します。
漫画「刃牙」もめちゃくちゃ面白いバトル漫画で、個人的にも非常に好きです。
でも・・・。
刃牙を知らない方からすると、このタッチの表紙が哲学書にかかれていたら、ものすごく警戒してしまいますよね、、笑
ただ、表紙が特徴的なだけであって、中身は間違いなく超絶良書です。
「この本を読んで、哲学が好きになった!」と間違いなくなる、タイトル通りの「最強の哲学入門」だと思っています。
正義の教室
最後に紹介する本は、「正義の教室」です!!
この本は、1つ前に紹介した「史上最強の哲学入門」と同じ著者の本です。
この著者が書かれた本は「中身はどれもめっちゃ濃いけど、表紙が独特・・・!」というものばかりなんです(笑)
では、今回紹介する「正義の教室」とはどんな本か。
一言でいうと、「”正義”とは一体何か?を、わかりやすい文章で深く議論してくれている本」です。
「正義ってなんですか?」
そう真顔で問われた時に、あたなはなんと答えますか?
「正義」って一言で簡単に言うけれど、、。
明確に答えることは非常に難しいですし、更に、”人によっても答えが変わってくる”のが、この「正義」というものなんですね。
その正義について、色んな議論をしてくれているのが、本書なんです。
先生は、黒板に3つの単語を書き終え、振り返ってこう述べた。
「人間が持つ3種類の『正義の判断基準』、それは『平等、自由、宗教』の3つだ。」
(本文引用:p.40)
この本を読むと、「哲学することの楽しさ」を必ずや味わうことができます。
・・・ただ、やはりこの本も、ご多分に漏れず「表紙が独特すぎる」んですね、、笑
「何か悲しそうな顔をした男の子の顔が、表紙一面にドアップで写っている、、。」
本屋で平積みされてたら目は引くものの、「どうせ変わった内容の本なんだろうなー。」と受け止められてしまう気がします。
著者なりの強いこだわりのある表紙なんでしょうが、インパクトありすぎ~~!!といった表紙ですよね(笑)
まとめ
今回は、「表紙が独特だが、絶対に読むべき本」を4つまとめてきました。
- 世界で一番やさしい会議の教科書
- 他眼思考
- 正義の教室
- 史上最強の哲学入門
タイトル通りですが、「ただ表紙にインパクトがある」という本を紹介しているわけではなく、「表紙は独特だけど、中身は超絶素晴らしい本!」というものを厳選して紹介しています。
どれも独特な表紙のため、本屋で買いづらいということもあろうかと思います、、笑
そういう場合は、Kindleで電子書籍として購入することをおすすめします!
皆さんの中にも、「この本も表紙は独特だけど、中身はめちゃくちゃ面白いよー!」という本があれば、ぜひコメントで教えてください!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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