こんにちはネルです!
今回は、「今の自分は人生で一番賢い存在であり、まだ若くて未熟でもある存在」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、 齊藤 正明『「自己啓発」は私を啓発しない』です!
- 今の自分は一番賢く、それでいてまだまだ未熟な存在でもある
- 後悔するのは未来の賢い自分であり、今の自分にはわからない
- 決断は「その時の最善を尽くす」ことが正しい
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
今の自分は人生で一番長生きで未熟な存在
「今」の自分は、人生の中で一番長く生きている存在だと言えます。
つまり、これまでの自分で一番人生経験を積み、その結果一番賢い決断ができる存在なんですね。
しかし、その一方で、未来の自分から見たら今の自分は、まだまだ人生経験が足らず、非常に未熟な存在であるとも見れます。
よって、誤った選択をしてしまうことも多いというように見ることもできるんです。
ということは、「今」の自分というのは、人生のなかで一番賢い存在でありつつも、まだ若くて未熟でもあるという、とても不思議な存在なのです。
引用:『「自己啓発」は私を啓発しない』

「今」が人生で一番賢い選択ができる存在である、という事実はぜひ意識していきたいですよね!
決断はその時にとっては最良のもの
このように考えていくと、過去のある決断を後悔することもおかしなこととなります。
決断を後悔するということは、未来の自分が、過去の未熟な自分を評価しているということ。
そりゃ、経験をさらに積んで、(さらにその決断の結果を見てきたことによって、)過去の自分の決断を上から評価するのは簡単なことです。
しかし、決断というのは「今」の実力で判断をしていくしかないんですね。
そして、その決断が最善のものだと信じるから、突き進むことができるわけです。
それが失敗であっても、それは後からわかったこと。
これに関連して言えば、すでに起こった出来事を、「ほらね、そうなると思ったよ」と判断することを「後知恵バイアス」と言い、心理学できちんと定義されています。
過去にこの後知恵バイアスについてまとめた記事があるので、興味があるならこちらも合わせて読んでみてください!
「後で後悔するかもしれない」と考えても無駄
これまでまとめてきたように、決断をするというのは「その時の自分」にとって、一番良い選択をしたわけです。
そしてその決断を後悔するのは、未来の自分であって、言うならば「さらに賢い自分」が後悔するわけですよね。
こう考えると、「今」の自分が決断をするときに「いずれ、この決断を後悔するかもしれない・・・」と恐れるのは無駄なことであると言えます。

決断をする時は最善を尽くせば十分
決断をするときは、「今の自分」の能力でしか判断できない。
それならば、「今の自分の最善を尽くす」という戦略が、決断をするうえで最も最適なものであるということがわかります!
「将来後悔するかもしれない」というマインドではなくて、「今の自分にできる最高の判断をしよう。そうすれれば、後悔することはない」という心持ちで挑めば、大きな決断をすることも怖くなくなるはずです。
ぜひ、「決断は今の自分の最善を」という意識を持ってみてください!

まとめ
今回は、『「自己啓発」は私を啓発しない』より、「今の自分は人生で一番賢い存在であり、まだ若くて未熟でもある存在」というテーマで話をまとめていきました!
今の自分の判断をしっかりと信用して、自信をもって決断していきたいですね!
- 今の自分は一番賢く、それでいてまだまだ未熟な存在でもある
- 後悔するのは未来の賢い自分であり、今の自分にはわからない
- 決断は「その時の最善を尽くす」ことが正しい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!