こんにちはネルです!
今回は、「【パラドクシカル・アプローチとは】反抗的な子供には「とことん反抗しろ」と言うべし!」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、森下伸也『逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~』です。
- 反抗的な子供に「反抗するな」と命令することが「パラドクシカル・アプローチ」
- パラドクシカルとは「逆説的」という意味から来ている
- この方法自体が重要なのではなく、結局は「大人の心の余裕」がものを言う
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
「パラドクシカル・アプローチ」とは
暴力をふるう子供、ひどく反抗的な子供にどう接したら正しいかわからず、疲れ果ててしまっている人はいないでしょうか。
こういった子供達を落ち着かせるための心理療法として「パラドクシカル・アプローチ」という面白い方法があることを知ったので、紹介します!
このパラドクシカル・アプローチとは、反抗的な子供に以下のように声をかけるだけの方法です!
「とことん反抗しろ。」
普段から反抗的な子供は混乱する
では、親から「とことん反抗しろ」と言われた子供はどうなるのでしょうか。
もしも、いつもどおり親に反抗するような態度を取った場合、「とことん反抗しろ」という親の命令に従ったことにもなってしまいますよね。
よって、子供の「反抗したい」という欲求が満たせず不満を抱きます。
一方で、あえて冷静になる態度を取った場合、「とことん反抗しろ」という親の命令には逆らっているものの、反抗して暴れまわることができないので同様に不満を抱くことになります。
つまり、反抗しても冷静になっても、子供にとっては不満を抱く結果となるのです!
そして子供はどうしたら良いかわからず混乱し、性格が少し冷静になることがあるのだそう。
このように、反抗的な子供に「とことん反抗しろ」と言って、子供を混乱させて冷静にさせる方法が「パラドクシカル・アプローチ」と言うんです!
逆説的アプローチ
そもそも、「パラドクシカル・アプローチ」の”パラドクシカル”とは”逆説”という意味の英単語です。
逆説とは「一般論とは反対の意味のことを言っているようでいて、よく考えるとそれも正しい」といった言葉のことです。
「急がば回れ」とか、「負けるが勝ち」といったものがこれにあたります!
そしてパラドクシカル・アプローチも、普通は子供に「親に反抗するな!」と言って子供に従わせようとするところを、あえて「反抗しろ」と逆の命令をしていることから、「”逆説的な”アプローチ」という名前がついているんです。
子供に対して「大人な対応」ができるかどうか
今回紹介した方法のように、結局は子供に対して「大人の余裕のある対応」ができるかどうかが重要になると感じました。
感情的な子供に対して「いい年なんだから、もっとちゃんとして!」と、こちら側も感情的になって叱ってしまっては、子供が変わることは期待できないと思います。
一方で、パラドクシカル・アプローチが全ての子供に効果的なわけではないとは思います。
しかし、こういった方法をいざというときに使える「心の余裕」がある人が、正しい子供の接し方ができるのではないかと感じました。
そういった意味でも、一つの風変わりな方法として、このアプローチを心に留めておくことは決して無駄ではないと思います!
まとめ
今回は、『逆説思考~自分の「頭」をどう疑うか~』より、「【パラドクシカル・アプローチとは】反抗的な子供には「とことん反抗しろ」と言うべし!」というテーマで話をまとめていきました!
パラドクシカル・アプローチは”とんち”のような方法なので、言われた方も面白さすら感じると思います!(笑)
- 反抗的な子供に「反抗するな」と命令することが「パラドクシカル・アプローチ」
- パラドクシカルとは「逆説的」という意味から来ている
- この方法自体が重要なのではなく、結局は「大人の心の余裕」がものを言う
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!