こんにちはネルです!
今回は、【生命保険は不要か?】”不幸の宝くじ”と呼ばれる理由というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、橘玲『臆病者のための億万長者入門』です!
- 生命保険は「不幸の宝くじ」と呼ばれる
- 対面販売をしている保険や貯蓄型保険は罠なので要注意!!
- 自分の頭で考える癖をつけることが、豊かな人生への大きな一歩
それでは、順番にまとめていきます!
生命保険は不要か?
「生命保険は不要か?」
特に、新社会人は保険の強い勧誘にあうことから、誰しもが一度は考える疑問ではないでしょうか。
以前、『臆病者のための億万長者入門』から、「宝くじは愚か者に課せられた税金だ!」という話をまとめました。
結論からいうと、、生命保険というのは宝くじとほとんど一緒です。
つまり、基本的には買っては大損をするもの。
そして、「生命保険は、確率を正しく計算できない人が買うもの」ということをこの本から学びました・・・!
生命保険の「当選確率」
日本の人口調査により、死亡率が1%、つまり100人に1人を超えるのは、男性で65歳から、女性は75歳から、といことがわかっているそうです。
ところであなたは、100本に1本か2本しか”あたり”の出ない宝くじのために、毎月何千円も払うだろうか。もし人が完全に合理的なら生命保険に入ろうとは思わないだろう。
引用:『臆病者のための億万長者入門』
高齢者であってもこの確率ですので、若者となれば相当低い確率でしかお金がもらえない。
まずはこの「低い確率」を意識してみてください。
生命保険は”不幸の宝くじ”と呼ばれる
ここで面白い表現として、著者は生命保険を「不幸の宝くじ」と読んでいました。
- 宝くじは運がよかったときだけ大金がもらえる
- 生命保険は不幸があったときだけ大金がもらえる
ただし、どちらも「総合的に見たら大幅なマイナス」という事実が隠されていることを忘れてはいけません。
ただ、ごく一部の人だけが得をすることがあることから、生命保険も宝くじとみなせるんです。
手数料率が6割を超えるものも!?
そして驚いたのは、「日本の生命保険会社の大半は、保険の原価を一切公表していない」のだと言います。
そして実際に調査してみると、期間10年の定期保険では手数料率が6割を超えるものもあると言います。
これは平均すると、「保険料を10,000円払うごとに6,000円損をし続ける」という計算になります。
では、なぜそんなに手数料が高いのか。
想像がつく人もいるかと思いますが、それは「販売コスト」が多額だからです。
保険会社は、保険の勧誘員を大量に雇い、対面販売をしている間にかかる人件費を回収するためにも、これだけ”買い手が損をする”保険商品を売って回っているのです!
したがって保険にもし入るとしても、対面販売をしていない「ネット保険」や「共済保険」は”まだまし”といことになります。
「掛け捨ては損だ」というとんでもない勘違い
「生命保険は手数料がめちゃくちゃ高くて損をすることはわかったけど、、よく聞く”貯蓄型保険”というのなら得をするんじゃないの?」
このように考えた人もいるかもしれませんが、、まさにこれこそが保険会社の思うつぼなんです!
貯蓄型保険の罠
貯蓄型保険とは、生命保険と貯金が合体したようなもの。
つまり、毎月払うお金は普通の生命保険よりも高額になるが、その分、病気や怪我がなかった場合、お金がいくらか戻ってくる、というものですね。
「この自分が払ったお金がいくらか戻ってくる」という説明が、買い手を得な気持ちにさせるのですが、これももちろん、めちゃくちゃ悪どい商売です(笑)
貯蓄型保険は掛け捨て保険に入っているのと変わらない
それでは、ここで貯蓄型保険のわかりやすい”カラクリ”を本文から引用してみます。
1枚300円の宝くじ代金を500円に値上げして、差額の200円を貯めておき、何年(何十年)か経った後に経費を差し引いて払い戻すのだ。
つまり、貯蓄型保険といっても一部は”掛け捨て保険”と同じことなんですね。
言い換えれば、貯蓄型保険に入っている時点で掛け捨て保険に入っているのと何ら変わらないのです。
そして更に言うと、貯蓄型保険は、お金が返金されるときも「手数料」が取られるので、さらに大きな損をしているのです。
手数料の2重取り
どういうことかと言うと、、貯蓄型保険というのは以下の2つの手数料がかかるんです。
- 掛け捨て保険の部分の手数料
- 一部返金されるときの手数料
普通の掛け捨て保険に入っている人は、そもそも戻ってくるお金はないため、①の部分しか手数料はかかりません。
しかし、貯蓄型保険にはいっている人は、①と②の2つで手数料がかかる、とんでもない悪徳商品なんです・・・。
「貯蓄型保険は、払ったお金がきちんと戻ってくるのでめちゃくちゃ得じゃん」
こんな一般人の心理にうまくつけこんで、貯蓄型保険という商品を大量に販売し、保険会社が儲けている現実を知っておくべきだと思います。
生命保険を入る際の注意点3つ
最後に、著者はそれでも生命保険に入ることが「完全に間違っているとは言っていない」ことに触れておきます。
もちろん、宝くじと同じで、生命保険は入った時点で「損」が確定するものだと言えます。
しかし、生まれたばかりの子供や、大切な奥さんを残して自分が死んだ場合に、少しでも迷惑をかけないようにしたい・・・。
そんな気持ちは誰しも持っていると思います。
そして、そういった不安から解放されるめに生命保険に入ることは、1つの手なんですね。
こういった場合、生命保険に入るとしても以下の3点に注意すべきだと著者は述べていましたのでまとめます。
- もっとも経費の低い生命保険に加入する
- 保障は必要最低限にする
- 保障が不要になったら、すぐに解約する
勧誘員の上手なウリ文句に惑わされないよう、きちんと自分の頭で考えて、合理的な選択をすることが、豊かな人生を送るために最も大切なことだと思っています!
まとめ
今回は、橘玲『臆病者のための億万長者入門』をもとに、【生命保険は不要か?】”不幸の宝くじ”と呼ばれる理由というテーマで話をまとめていきました!
保険の話って友人に聞いても、「保険はいざというときに備えて、入るのが当たり前だ」とか、「掛け捨て保険はムダだ」とか言う人はとても多いと感じています。
しかしそれも、よくよく聞いてみると、保険勧誘員の言葉をそのまま真に受けているだけ、というパターンが非常に多かったりするんですね・・・。
- 生命保険は「不幸の宝くじ」と呼ばれる
- 対面販売をしている保険や貯蓄型保険は罠なので要注意!!
- 自分の頭で考える癖をつけることが、豊かな人生への大きな一歩
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!