こんにちはネルです!
今回は、「【速読のコツ3点】この方法で私は多くの本を読めるようになりました!」というテーマで話をまとめていきます!
- 「再読前提で」「指を使って」「知識を増やす」ことで、速読が可能になる
- ただし「読破数」を気にしすぎるのは本末転倒
- 大切なのは「インプットの質」は落とさない読み方
速読のコツ3点
まず前提として、私は決して「速読マスター」ではありません!
「1冊10分で読む」とかいった超速読術は身につけていませんし、そもそもそういった過激な速読術はあまり好きではありません。
今回紹介するのは、「本を読むのが遅い」と感じている人が、「平均以上のペースで本を読めるようになる」方法です。
私も数年前までは、どちらかと言うと読書ペースは遅い方だという自覚がありました。
しかし、これまで1,000冊以上の本を読んできた中で、自分なりに「速読のコツ」を見つけ出しました。
結論から言うと、その「速読のコツ」というのが以下の3点です。
- 再読前提で読む
- 指で文章をなぞりながら読む
- 同ジャンルの本を短期間にまとめて読む
順番に解説していきます!
①再読前提で読む
まずは、「再読することを前提に読む」というのが、読書ペースをあげるうえで非常に重要なポイントだということにある時私自身が気が付きました。
そもそも、本を読むのが遅いのって「1回で全部理解して、吸収してやろう」とかなり張り切ってしまっているのが原因だったりします。
しかし、ここで自分に聞いてみてください。
「そうやってじっくり本を読み切ったところで、1週間後にどれくらい本の中身を覚えていますか?」
私はもともと記憶力には自信がないほうで、1割ぐらいしか人に話せるレベルまでは覚えていなかったりします。
そして、案外多くの人が似たような状態だと思うんです。
1回読んで覚えきれるわけがない
こういった人の記憶力の弱さから考えてみても、本を読む方法自体を見直すべきなんです。
つまり、「1回だけ読んでも中身が覚えきれないなら、後日再読することが重要」ということです。
そして、「読み返す」ことが前提で読書をするとどうなるか。
「多少わからないところがあっても、そこはとりあえず置いておいて、次に進む」ということが可能になるんです。
これこそが、読書スピードが上げられる理由です。
つまり、「読書の効果を上げるために本を再読する癖をつける」ことで、自然と読書スピードは上がるんですね!
②指で文章をなぞりながら読む
続いて、速読のコツ2つ目が「指で文章をなぞりながら読む」です。
これは、有名なコラム作家・著者の佐藤優さんが紹介していて、自分にもフィットした方法です。
なぜこの方法が速読につながるのでしょうか。
それは、「リズミカルに読めるようになる」からです。
文章を読むのが遅い原因としてよくあるのが、「読書の”テンポ”が悪い」ことだったりします。
「少し難しい漢字や表現に出会うと、何度も読み直す」という経験をしたことはないでしょうか。
特に、学生の頃から国語が苦手だった、という人にありがちなものです。
指を一定のペースでは走らせる
そこで、「”一定のペースで”指で文字を置いながら読む」というのがポイントとなります。
これによって、多少文章の理解につまりそうになっても、指がどんどん次に行ってしまう状態になります。
これを徹底することで、「このペースで必ず理解していかなければいけない」という、ほどよい緊張感が出てくるんです。
そして、自然と本を読むペースが指でなぞるペースに合わせて速くしていくことができる、というわけなんです。
もちろん、指で文字をなぞるスピードは、自分の中での適度なものを心がけることは必須です。
「多少頑張ればこのペースで読める」と感じるぐらいで行うと、効果バツグンですよ!
③同ジャンルの本を短期間にまとめて読む
最後に、速読のコツ3つ目は「同ジャンルの本を短期間にまとめて読む」です。
速読のコツとして、この方法が一番理由を想像しやすいと思います。
同ジャンルの本を読むことで、その分野の知識が身についた状態であるために、理解のスピードが早くなっているからですね。
知識がつくと読書スピードは自然と上がる
たとえば、哲学を本で勉強しようと思ったとき、まとめて3冊を1ヶ月で読むとします。
最初の1冊目はなんとか頑張って読み切って、哲学者「ソクラテス」の考え方を理解したとします。
すると、2冊目から再びソクラテスの話が出てきたとき、
「あ~、はいはい。この”無知の知”ってやつは、前と言っていることが同じだ。唯一この文章だけ、また新しい情報だから真剣に読むか!」と、部分的にサクッと読み進めることができるようになります。
このように、同ジャンルの本を短期間で読むと、知識があることによって、サクサク読み進められる箇所がどんどん増えていくんです。
本の冊数が全てではない
ここまでで、私なりの速読のコツをまとめてきました。
ただし忘れてはいけないのは、読んだ本が多ければ良い、ということでは決してないということです。
本当に大切なのは、自分の成長度合い
もちろん、たとえば読書数が月に1冊から10冊になったら、それはすごく大きな変化ですし、喜ばしいことだと思います。
最近では「速読術」とか「多読のすすめ」とかいった本も流行していて、そういった「読破数」を増やしたくなる気持ちもめちゃくちゃわかります。
しかし、本当に大切なのは「読破数」では決してなく、「自分が読書によって、どれだけ成長したか」、そして「現実にどういった良い変化を起こせたか」ということを忘れてはいけません。
- 月に20冊読むが、普段の生活に何も行動を起こせていない人
- 月に2,3冊しか読まないが、本で学んだ内容を謙虚に吸収し、わずかでも行動を起こしている人
この2人がいた場合、明らかに良いのは”後者”ですよね。
速読に偏りすぎると、前者のような人になってしまう危険もあります。
読書スピードを上げる際は、あくまで「インプットの質は落とさずに速く読む」という意識は絶対に忘れてはいけない、というのが、私が大切にしている考え方です!
まとめ
今回は、「【速読のコツ3点】この方法で私は多くの本を読めるようになりました!」というテーマで話をまとめていきました!
3点すべてを実施する必要はなく、どれか1つでも試していただければ、効果は少なからず現れるはずです。
何か気になったものがあったら、ぜひ1度は試してみて、その効果を実感してくれれば嬉しいです!
- 「再読前提で」「指を使って」「知識を増やす」ことで、速読が可能になる
- ただし「読破数」を気にしすぎるのは本末転倒
- 大切なのは「インプットの質」は落とさない読み方
また、関連本としては以下の本も面白かったです!
「速読」ではなく、「遅読」という視点で読書について語っていたこの本も一見の価値アリです!
速読と言う言葉に違和感を覚えている人ほど、読んでみてほしいです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!