こんにちはネルです!
今回は、「【手に職の罠】職探しは資格難易度ではなく“市場のニーズ”で決めるべき」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、ちきりん『未来の働き方を考えよう』です。
- 手に職を盲信するのは危険
- 難関資格取得=勝ち組とはならない
- 社会で需要があるか、という視点で力をつけるべき
それでは、順番にまとめていきます!
手に職の罠
これまでの日本では、「手に職をつければ一生困らない」と言われていました。
その代表が、医者や弁護士、会計士などで、つまり「難関資格を持つこと」が重要視されていたんです。
たしかに一昔前はこういった職業が優遇されていたかもしれません。
しかし、最近では、
- 弁護士となって独立したのに、全然仕事が見つからない
- 五年間勉強して折角会計士になったのに、想像以上に安い給料でしか雇ってくれない
といった声を多く耳にするようになりました。
この現状がまさに、「手に職の罠」なんです!
「難関資格取得=勝ち組」は大きな誤り
ではなぜ昔と違い、弁護士や会計士たちは厳しい就職難に見舞われているのでしょうか。
それは、「労働市場において、供給が需要を大きく上回ってしまっているから」なんです!
最近では、受験者数の増加や、作り込まれた試験対策プログラムの発展で、一般的に言われる難関資格を取得できる人が多くなってきているんですね。
すると、社会が求めているよりも多くの資格保持者が出現してくることになります。
そうなると、「重要<供給」という状態となり、供給側で重要の奪い合いが発生、つまり賃金が安くなったり就職先が見つかりにくくなったりしてしまうんです!
一方で、まだまだ医者などは日本では不足しています。つまり、「重要>供給」という関係となっています。
よって、医者は人数不足により非常に忙しいものの、高い給料と豊富な就職先が約束されているんです。
こういった例でわかる通り、「難関資格取得=勝ち組」とは必ずしも言えるわけではないんです!
市場のニーズで考えよう
これまで話してきたように、資格を取ることが良い就職先に繋がるわけでは決してありません。
それなのに、特に現代の親世代はまだまだ「手に職」という幻想が強いと言います!
子どもの教育に熱心な親御さんは、「将来、子どもが仕事に困らないよう、資格を取らせたい」と考え、その際、「できるだけ難易度の高い資格がよいのではないか?」と考えがちです。しかし資格の難易度は、仕事を得やすいかどうかとは無関係です。
引用:『未来の働き方を考えよう』
最後の部分、「資格の難易度は仕事を得やすいかどうかとは無関係」ということが何よりも重要なポイントです!
「難しいからこの資格を取ると有利」という発想をしていると、資格取得に時間とお金だけがかかり、合格しても意味がなかったという目も当てられない事態となりかねません!
教育熱心で就職に苦労した親ほどこういった発想をしてしまいがちなので注意が必要です!
まとめ
今回は、『未来の働き方を考えよう』より、「【手に職の罠】職探しは資格難易度ではなく“市場のニーズ”で決めるべき」というテーマで話をまとめていきます!
資格を取る際には、難易度で選ぶということはないようにしたいですね!
- 手に職を盲信するのは危険
- 難関資格取得=勝ち組とはならない
- 社会で需要があるか、という視点で力をつけるべき
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!