こんにちはネルです!
今回は、【平等と公平の違いとは?】「平等はイコール、公平はフェア」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、池本 克之『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』です!
- 平等=イコール、公平=フェア
- 人事制度は平等さよりも”公平さ”が大切
- しかし公平の基準は人によって異なり、明確な基準がないのが難しい
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
「平等」と「公平」の違いとは?
皆さんは、「平等」と「公平」の違いについて、きちんと説明することができるでしょうか。
似たような意味なので、頭ん中でごっちゃになっている人は多いのではないかと思います。
この答えを早速本文より引用します。
公平と似た言葉に「平等」がありますが、平等とは「イコール」、 公平とは「フェア」のこと です。部下に見返りを与える際には、平等感よりも公平感を大切にしましょう。
引用:『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』
実は、平等とはイコールのことで、公平とはフェアのことを示しているという明確な違いがあるのです!
平等よりも公平さが大切
たとえば、組織人事で社員の給料を決める時に、平等と公平ではそれぞれ以下のような違いが出ます。
- 平等→「みんな頑張ったから、全員同じだけの給料を配ります」
- 公平→「あらかじめ決めてある評価制度にしたがい、成績によって給料を渡します」
こう並べると、わかりやすいのではないでしょうか。
パッと見ても分かる通り、公平のほうが組織をマネジメントするうえで大切ですよね。
平等は社会主義、公平は資本主義に似ている!?
ここで感じたのは、「平等は社会主義、公平は資本主義に似ている」ということです。
「平等」という名のもとで、各人がどれだけ頑張っても「みんな同じだけの給料がもらえますよ。みんなが横並びでいきましょう!」というのは、まさに社会主義の考え方ですよね。
そして、過去にこういった政策を取った国はどうなったか。
「どれだけ頑張ってもみんな報酬が横並びなら、自分だけ頑張る必要はないな」と、誰も仕事に力を入れなくなり、国がまわらなくなりました。
一方、「公平」という名のもとで、「頑張った分だけ、より多くの報酬がもらえます!」といのは、まさに資本主義。
こういった仕組みがあるからこそ、本当に努力家の人たちは、起業をするなどして年に数千万円などを儲けているわけです。
ただし公平の基準は人によって違う・・・
ここまでで平等と公平の違いについてまとめてきましたが、「公平といっても人によって基準が異なる」といった難しさもある、という点に注意してください。
たとえば先ほど、「あらかじめ決めた基準にしたがって、給料を分配する」という”公平なルール”を説明したわけですが、ではその基準は誰がどうやって決めるのか?という新たな問題が浮上してくるんです・・・。
これについては、以前にも記事でまとめました。
またこちらも合わせて読んでみてください。
まとめ
今回は、『「いまどき部下」を動かす39のしかけ』より、【平等と公平の違いとは?】「平等はイコール、公平はフェア」というテーマで話をまとめていきました!
平等と公平はなんとなく言葉のイメージは似ていても、それが指す意味は全然異なる、ということをぜひ覚えておきたいですね!
- 平等=イコール、公平=フェア
- 人事制度は平等さよりも”公平さ”が大切
- しかし公平の基準は人によって異なり、明確な基準がないのが難しい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!