こんにちは読書ブロガーのネルです!
突然ですが、今回は本の話ではなく、「生命保険の話」をさせてください。
・・・というのも、自分にも子供がそろそろ生まれるということで、「生命保険」に加入しよう、ということになりました。
自分の性格的に、「何も考えず、これだけ保障額があれば大丈夫でしょ。」とテキトーにするのは好きではなく、、。
「良い機会だから、真剣に生命保険の必要額を調べてみよー!」ということになりました。
自分なりに色々調べて計算し、納得のいく整理ができたので、このブログで情報共有いたします!
- 「結局、生命保険ってどのくらい必要なの!?」
- 「そもそも、必要額をどう考えればよいかわからん。。」
こういった方に少しでも参考になれば嬉しいです!
この記事は、以下の2つの前提があります。
- 保険関連の仕事をしているわけではない一般的なサラリーマンが、泥臭く試行錯誤した結果を書いています。
- 最終的に特定の保険を紹介していますが、特に紹介料をもらっているわけではありません。他に良い保険があれば、速攻で乗り換えます笑
このことを理解したうえで、記事を楽しんで読んだり、参考にしてくれると嬉しいです!
※保険に関して言えば、下記の2つの本は非常に合理的に丁寧に解説がされており、とても参考になります。
ご自分でしっかり確認したという方は、ぜひこれらを購入して読んでみてください!
- 生命保険金額を考えるには、①必要な額と、②国から支払われる額、に分解して考えることが最優先
- 掛け捨ての生命保険でも良いが、「収入保障保険」という超合理的な保険も存在する
- 収入保障保険は、健康的な人ほど掛け金が安くなるので、健康維持を大切に!!
それでは、まとめていきます!
【目次】
結論
まずは、結論からお伝えします。
私は、下記に加入することがベストだと結論づけました。
「収入保障保険」=「自分が亡くなったら、65歳まで、妻に毎月15万円が支払われる」
(毎月の掛け金:約3,500円)
特徴としては、よくある掛け捨ての定期保険でははなく、「収入保障保険」に入る、という方針にしたことです。
その理由も含めて、自分が考えた過程をできるだけ丁寧に説明していきます!
保険必要額の考え方
「生命保険に入ろう!」と考えるにあたって、まず、考え方を整理してみました。
というのも、
「生命保険って、結局いくら必要なの?」
と考えるうえで、「だいたいこのくらいの金額?」と漠然と考えてしまうのは、ナンセンスだと思ったからです。
生命保険金額を考えるにあたって、下記のように「分解」して整理することを第一にしました。
「必要な保険金額」 = 「①:残されるものに必要な額」 ー 「②:国から支払われるお金」
ここで、「②の国から支払われるお金って何?」と疑問を持つ方も多いんじゃないか、と思います。
実は、遺族には国から支払われるお金があるんですね。
それが、「遺族年金」という存在です。
遺族年金とは、「国が、残された遺族に支払ってくれるお金」のことです。
これ、意外と知られていないんじゃない?と思います。
国としても、遺族に対するサポートはきっちりと作ってくれているんですね。
よって、生命保険額を考える際には、その遺族年金も考慮に入れるべきなんです。
まずは、このことを認識することが、生命保険金額を考えるにあたって、とても重要なことになります。
一旦、ここまでの話を整理します。
生命保険を考える際に重要なのは、以下の2つに分けて考えることです。
- ①残されるものに必要な額は?
- ②国から支払われるお金は?
この①ー②が、「不足している分のお金」で、「それを生命保険でまかなおう!」と考えていけばOKなわけです。
①と②に分解できたところで、それぞれの額を考えていきました!
①:残されるものに必要な額は?
まずは、「①残されたものに必要な額はいくらか」ということを考えます。
必要な額を考える際、自分が軸とした考え方はこうです。
「子供の養育費、教育費は、自分が亡くなっても不足しないようにする。」
じゃあ、子供一人あたりにいくらかかるの?ということをまずは知る必要があります。
子供一人あたりの養育費、教育費は、「約2,000万円」と言われています。
仮に子供が3人いるとして、2,000×3=6,000万円。
ということで、①=6,000万円、と考えました。
ここで、「妻の生活費は?」ということを必要額に入れてしまってはいけない、と考えています。
健康な大人であれば、「自分だけの生活費を稼げばOK」という状況でさえあれば、余裕をもって働き、生活していくことできるはずです。
「妻、子供全員が働かなくても一生を暮らしていける」ようにと生命保険金額を考えるのは、保険のかけ過ぎ、というのが今の私の考えです。
また、それをすると毎月の掛け金が莫大なものになります。
代わりにそのお金を使って、生きている間に家族みんなで美味しいご飯を食べに行くべきだ・・・というのが私の今の結論です。
②:国から支払われるお金は?
①が6,000万円と分かったことで、続いては「②:国から支払われるお金は?」を調べます。
詳細に考えると、状況によって額はそこそこ違うのですが、ここではざっくりまとめちゃいます。
子供がいる普通の会社員が亡くなった場合は、「年間150万円が18年間支払われる」と考えてしまってOKです。
つまり、150×18年=約2,700万円が、残された妻のもとへ支給される、ということですね。
「あれ?国からの保証、意外と手厚いな・・・!」と感じるんじゃないでしょうか。
個人的にも、「なんだかんだ言っても、やはり日本は福祉がしっかりしてるじゃん!」と嬉しかったです笑
※遺族年金について正確な額を知りたい方は、下記を参考にしてください。
参考:『オリックス生命保険』
https://www.orixlife.co.jp/guide/navi/survivors_pension.html
保険でいくらまかなう必要があるか?
さあ、これで、①必要額と、②国からの支給額が確認できました。
改めて整理しましょう!
- ①遺族に必要な額=6,000万円
- ②国からの支給額=2,700万円
ですね。
よって、保険でずばりいくらまかなうべきかと言うと・・・
6,000万円ー2,700万円=3,300万円
ということになります。
したがって、「保険金で3,300万円以上が入れば、子供の生活費と教育費はすべてまかなえる」と結論付けられました。
どの保険に入るか?
上記までの計算で、「保険金額は3,300万円」が必要だ、とはっきりしました。
そこで、この金額を軸に、保険の比較を進めます。
たとえば、30代男性が、60歳になるまで、3,300万円の死亡保険に入るとしましょう。
ここでは、掛け捨ての生命保険として、お得に入れると評判の「ライフネット生命」に焦点を絞りました。
ライフネット生命の保険金額シミュレーションサイトを使ってみたところ・・・
掛け金は月々「約6,100円」となりました。
参考:『ライフネット生命』
https://www.lifenet-seimei.co.jp/plan/
皆さんの感覚としてはどうですか?
「むむ、そこそこ金額がするな、、。」というのが、個人的な感想でした。
・・・ということで、保険の入り方をもう1度、考え直してみることにしました。
重要な観点:必要なお金は、年齢が上がるにつれて少なくなるはず
先程は、月の掛け金が6,000円超えと出ました。
これを「高い!」と一蹴してしまい、保険に入るのをやめてしまっては元もこもありません、、。
そこで、必要な保障額を改めて考え直してみます。
すると、こんなことに気が付きました・・・!
「必要な保障額は、年齢が上がるにつれて低くなるはず。」
先程、子供を3人育てるのに「6000万円」かかる、という計算をしました。
しかし、これはもちろん、「子供を0歳から大学卒業まで」養った場合の話です。
仮に、30歳の時点で、0歳の子供が3人いるとしましょう。
すると、30歳で自分が亡くなってしまったときには、たしかに6,000万円の資金が必要になると思います。
では、仮に10年後の40歳で亡くなった場合、必要なお金はいくらか?と考えてみましょう。
このとき、子供は約10歳になっています。
そうすると、10歳から大学卒業までの資金さえ保証されていれば、子どもたちは養っていくことができる、とわかるわけです。
0歳から10歳までの養育費、教育費は既に不要ということから・・・
(もともと、一人2000万円を残す必要があったのが、)多くみても1500万円もあれば足りる、ということがわかります。
つまり、年齢が上がるにつれて、必要な保証額は全然変わってくる!ということですね。
「収入保障保険」という知名度は低いが超合理的な保険
「年齢が上がるにつれて、必要な保証額は少なくなる。」
このことから、「毎年、掛け捨ての生命保険の保証額を少しずつ減らしていけば良い?」ということになります。
・・・しかし、はっきり言ってそんなのメンドイです笑
現実的に、「そんな作業なんてやってられるか!」と感じました。
そこで、
「年齢が上がるにつれて、自動で保険金額が下がっていくものはないの?」
という疑問を持ちました。
・・・そうしたら、本当にそんな合理的な保険があったんですね。
それが、「収入保障保険」というものです。
収入保障保険とは、「自分が亡くなった後、遺族に毎月お金が支払われる」というものです。
たとえば、「その亡くなった人の年齢が65歳相当になる年まで、遺族に毎月15万円ずつ支払われる」という保険です。
通常の生命保険は「自分が亡くなったら”ドン”とお金が入る」というものです。
一方で、収入保障保険とは、「自分が亡くなったら、コツコツと毎月お金が入る」というものなんですね。
参考:『SOMPOひまわり生命 自分と家族のお守り』
https://www.himawari-life.co.jp/product/omamori_family_m/
上の図を見るとわかるんですが、
- 自分が亡くなったときの年齢が低いほど、保証額は高く
- 自分が亡くなったときの年齢が高いほど、保証額は低い
とわかります。
「まさにこれだ!」「自分が希望していた内容にぴったりすぎんか!?」と、この保険の存在を知ったときは衝撃を受けました。
まさに、「年齢が上がるにつれて保証額は低くなる」という条件を満たしており、「超合理的な保険」と言えると思います。
収入保障保険で、毎月いくらの保証額が必要か?
では、この収入保障保険で、「掛け金」のシミュレーションをしてみます。
・・・ですが、まず収入保障保険で考えるべきは、「自分が亡くなったあとに、毎月いくら遺族にお金が入るのか?」です。
先程の図では、「毎月10万円」が支払われる、という条件でしたが、これを「毎月15万円」「20万円」・・・と増やすことができるんですね。
保険で必要な保証額を改めて振り返ると、「3300万円」ということでした。
そして肝心なのは、この3,300万円を子供が20歳になるまでに受け取らないといけない、という観点です。
では、毎月10万円の保証額の収入保障保険に入った場合、この条件を満たせるのか見てみます。
毎月10万円×12ヶ月=120万円が、1年に入ってくるお金となります。
ということは、毎年120万円×20年=2,400万円です。
つまり、子供が20歳になるまでに、2,400万円しか受け取れない、ということになります。
う~む、、これでは少し足りない!
・・・ということで、「毎月15万円」の保証額の保険に入ったとして計算し直します。
同様に計算すると、15万円×12ヶ月×20年=3,600万円です。
つまり、子供が20歳になるまでに、3,600万円受け取れる、ということになります。
これで条件を満たせました!
さらに収入保障保険が魅力的なのは、「自分が65歳になるまで」は、毎月遺族にお金が入る、ということです。
今回の場合、子どもたちが巣立ったとき、自分の年齢は55歳ぐらいになっているはずです。
すると、65歳までの残りの10年間も、毎月妻に15万円もお金が支払われる(総額:1800万円)わけで、
妻の老後の生活も十分にサポートできることになります!!
収入保障保険で、掛け金をシミュレーションしてみた
ここまでの計算で、「収入保障保険に入るなら、毎月15万円の保証額が必要」とわかりました。
では、ようやく「毎月の掛金がいくらになるのか?」をシミュレーションしてみましょう!
結論としては、「毎月3,420円の掛け金」でした!!
※詳しくは下記のシミュレーション結果を参考にしてください。
参考:『SOMPOひまわり生命:じぶんと家族のお守りの保険料シミュレーション』
https://www.himawari-life.co.jp/goods/omamori_family_m/simulation/
なお、図にある「非喫煙者健康体」とは、以下の条件を満たした者のことです。
- タバコを吸っていない
- 極端な肥満でも、痩せ型でもない
上記2つを満たせない場合は、たとえば上の図の「標準体」に該当することになり、保険料は5,040円になります。
健康具合によって保険料が変わるという点に、「この保険の合理性」が伝わってきました・・・!笑
この収入保障保険に辿り付いたことによって、
通常の掛け捨て生命保険:6,100円
↓
収入保障保険:3,420円
と毎月の掛金をぐっとおさえることができました!!
「必要な保険金額を十分に満たせて」、「納得のいくお得な掛け金」ということで、この収入保障保険に加入することに決定いたしました!
まとめ
ここまで調べるのに、3~4時間はネットサーフィンをしたり、関連書を読んだりました、、笑
しかし、その結果として、収入保障保険という保険に出会い、保険料を毎月2,500円も下げることができたわけです。
「頑張って調べて本当に良かった!」と胸をはって言える内容になりました。
- 生命保険金額を考えるには、①必要な額と、②国から支払われる額、に分解して考えることが最優先
- 掛け捨ての生命保険でも良いが、「収入保障保険」という超合理的な保険も存在する
- 収入保障保険は、健康的な人ほど掛け金が安くなるので、健康維持を大切に!!
折角調べ尽くした結果だから、ということで、今回はこのような記事にまとめてみました。
「生命保険をどうするか迷っている」という方は、少しでも今回のお話を参考にしていただけたら嬉しいです!
※参考用に、「保険を考えるうえでめちゃくちゃ参考になった本」を紹介します。
「自分も保険を真剣に、納得のいくまで調べ尽くしたい!!」という方は、必読の2冊です!!
他に質問などあれば、ぜひコメントをくださいませ!
長い時間付き合っていただき、ありがとうございました!