こんにちはネルです!
今回は、「成長に必要なのは自己肯定ではなく”自己受容”である」というテーマで話をまとめていきます!
参考にした本は、岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』です。
- 自己肯定ではなく「自己受容」しないと成長は望めない
- 自己受容のためには「肯定的なあきらめ」が求められる
- そしてやっぱり行動に移すことが成長の鍵
それでは、順番にポイントをまとめていきます!
成長に必要なのは自己肯定ではなく”自己受容”
皆さんは、「自己肯定」と「自己受容」の違いはわかりますか?
それぞれ以下のような意味になります。
- 「自己肯定」:できもしないのに、「私はできる」「わたしは強い」と自己暗示をかけること
- 「自己受容」:できない自分を素直に受け入れ、できるようになるために前に進んでいくこと
この2つを並べて書いたことで、今回のメッセージは伝わったかもしれません。
今回の主題は、自分が成長するのに必要なのは「自己肯定」ではなく「自己受容」だということです!
「自己肯定しなさい」という言葉に踊らされている?
最近の自己啓発書や宗教などの教えは、「自らを肯定することで幸せになることができます」という言葉を投げかけることが多いですよね。
しかし、『嫌われる勇気』つまりアドラーの教えでは、上で述べたように「自己肯定」は真っ向から否定しているのです。
なぜかと言うと、安易に自己肯定ばかりしていては、向上心が生まれないからです。
実際に、自己肯定する人と自己受容する人とでは、以下のような違いが生まれてしまうと言います。
- 自己肯定→「今回は運が悪かったから60点だった。本当の自分は100点の実力がある」
- 自己受容→「今の自分では60点しか出せない。100点を取るために何ができるだろう」
肯定的なあきらめが求められる
では、「自己受容」をするコツは何なのか。
それは、「肯定的なあきらめ」をすることだと言います!
どういうことかと言うと、「自分が”変えられるもの”と”変えられないもの”をきちんと見極める」ということです!
つまり、自分が明らかに劣っていて変えられそうにないものは、潔く諦める。
そして、今はできないことでも、努力次第で変えられると思えるものに力を注ぐようにすることなんです!
これが、自己受容をすることだと言います。
われわれは「なにが与えられているか」について、変えることはできません。しかし、「与えられたものをどう使うか」については、自分の力によって変えていくことができます。だったら「変えられないもの」に注目するのではなく、「変えられるもの」に注目するしかないでしょう。わたしのいう自己受容とは、そういうことです。
(本文引用)
いかにも自己啓発書っぽい内容になってきましたが、、、(笑)素直に聞くととても深い言葉だと思っています。
自己受容で行動を!【このブログの例を紹介】
自己受容を適切に行うことができたら、あとはもう行動に移すのみですよね!
自分の武器を磨くために日々行動している人と、「ぼくはこのままで良いんだ!」と自己暗示にかけて何もせずにいる人がいるとします。
この2人のうち、どちらが1年後に大きく成長をしているでしょうか?答えは明白ですよね。
やっぱり、行動することが最後には鍵となってくるんです!
自己受容による行動とは、砕けた言い方をすると、「〇〇という分野では自分はどうやっても勝てないことがわかってきた。それならば、××というジャンルを磨いて攻めてみよう」という思考・行動を続けていくことだと思います。
そして、「このブログも自己受容による行動となっているのではないか?」と感じました。
このブログでは、「記事の質の高さ・デザイン性という分野ではトップレベルの人に勝つのは厳しそう。だけど、本を読んでそこから内容をピックアップして短時間でまとめることなら戦えるはず!」と考え、ブログを成長させるべく日々取り組んでいるからです。
これがもし、「ブログを書いているだけで自分はすごい。もうこれ以上頑張らなくて良い」と自己肯定をしていたら、記事の執筆が全く進まなくなりますよね・・・(笑)
ポジティブ思考は大切ですが、それも「成長に繋がるようなポジティブ思考」をするようにしていきたいですね!
まとめ
今回は、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』より、「成長に必要なのは自己肯定ではなく”自己受容”である」というテーマで話をまとめていきました!
自己受容を上手に使いこなして、向上心を持って日々を過ごしていきたいですね!
- 自己肯定ではなく「自己受容」しないと成長は望めない
- 自己受容のためには「肯定的なあきらめ」が求められる
- そしてやっぱり行動に移すことが成長の鍵
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!