読書には、「紙の本か、電子書籍(Kindle)か」という論争があります。
たしかに、両者それぞれのメリット・デメリットがあるため、簡単に決めきることはできないですよね。
私自身、その2つを上手に使い分けているつもりですが、それでも「どういったルールで、紙の本にして、どういったルールで電子書籍にするか」迷い続けています。
そこで、この2つの「使い分け」について迷っている方に向けて、自分自身がこれまで考えてきた「使い分けルール」について、紹介してみます!
【目次】
「紙か電子書籍か」を決める基準
全体としてみると、私が買う本の95%ほどは「電子書籍」です。
しかし、「ある基準をもとに」電子書籍を買うことがあります。
そこで、「紙の本を選ぶ基準は何か」という点を羅列してみます。
- 紙の本しか出版されていない本
- 資格の勉強用の本
- 画像が多い本
- 中古で安く出回っている小説
1.「紙の本しか出版されていない本」
「紙の本しか出版されていない本」は、電子書籍では読めないため、仕方なく紙の本で買います。
いわゆる「昔からの名著」と言われているような本は、電子書籍が出版されていないことがたまにあるからです。
しぶしぶ紙の本、それも新刊がないため、中古本をAmazonから買います。
2.「資格の勉強用の本」
「資格の勉強用の本」も、紙の本で買います。
理由は、「ページを見返すことが多いから」です。
通常の読書と違って、資格用の本は、練習問題を解きながら何度も同じページを開いたりしますよね。
つまり、ページが「あっちに行ったり、こっちに行ったりする」わけです。
また、「ページに直接メモを書き込むこと」も多いです。
電子書籍は、ページをパラパラめくったり、自由なところにメモを書くことが苦手なため、
資格などの勉強用の本は、紙の本を買っているわけです。
3.「画像が多い本」
「画像が多い本」も、紙の本を意識して選びます。
たとえば、「デザイン」などを学ぶための本で、中身にデザイン例などが豊富に載っているものですね。
これも、「電子書籍は、画像が見づらい、表示速度が遅い」というデメリットがあるからです。
デザインのレイアウトなどは、やっぱり大きな紙の本で見たほうがわかりやすいし、一覧性も高いです。
4.「中古で安く出回っている小説」
最後、これはちょっと意外?かもしれませんが、、。
「中古で安く出回っている小説」も、私はよく紙の本で買います。
これは一体何を伝えたいか、予想がつきますか・・・?
個人的に電子書籍の大きなデメリットに感じているのが、「古い本でも値段が下がらない」ことなんです。
これを言うと、「いやいや!電子書籍はちゃんとチェックしていると、頻繁に値下げセールをやっているよ!」と思われるかもしれません。
そのことは私も認識しています。
実際に、「50%オフセール」とか「ポイント還元セール」などは、私もよく活用します。
しかし、、。
「ブックオフなどの古本屋と比較したときに、値段の下がり具合がどうなっているか?」という点に着目してほしいです。
私も時々、ブックオフの中古コーナーに行くのですが、
一昔前に大ヒットしていたような小説でも、なんと「1冊100円」で売られるようになっているわけです。
私の大好きな人気作家の伊坂幸太郎さんの本でも、多くの本が100円で売られています。
つまり、紙の小説は時間が経てば、圧倒的に安く購入できるわけです。
ここで、ブックオフで100円で売られている本と全く同じ本をKindleストアで見てみてください。
だいたいが「定価のまま」で、600円とか平気でするんですよね。
そもそも、電子書籍が扱うのは、「データ」であって、「中古」という概念がないから、無理もありません。
そして人気小説なんかは、大セールに買っても、せいぜい半額にしかなりません。
そのため、古本屋の100円という衝撃価格には全く歯が立たない状態なんですね。
みなさんも経験的に、小説はブックオフで買うようにしている人が多いと思いますが、
実際にその戦略は個人的に正しいと思っています!
一方で、ビジネス書は、人気のものはどれだけ待っても古本屋ではせいぜい半額までしか値段が落ちません。
そのため、Kindleの大セールのときに買ってしまっても、値段だけでは全く問題ない、と感じています。
こういった背景があるからこそ、「中古で安く出回っている小説」は紙で買う、という表現をしたのです。
本当は、全てを電子書籍で済ませたい
以上、電子書籍ではなく紙の本を選ぶ基準を4つ紹介しました。
しかし実際のところ、「できれば、全てを電子書籍で買えるようにしたい」というのが本音です。
(気分的に、ごく一部は紙の本で読むかもしれませんが、、。)
なんていっても、電子書籍は「保管の場所を一切取らず、いつでもどこでも読める」というメリットが圧倒的だからです。
だからこそ、電子書籍も、以下のように今後変わっていってくれることを期待しています。
- 世の中のすべての本を電子化
- ページをめくる速度を上げ、パラパラ読みを簡単にできる機能をつける
- 画像の表示速度も上げ、画像の表示倍率を簡単に変えられる機能をつける
- 古本屋で安く売られているような本は、電子書籍も値段をぐっと下げる
これらが実現すれば、私は紙の本を選ぶことがほぼ全くなるはず!
特に、1と2は、実現に向けて技術者たちが一生懸命進めてくれているのでは?と思っています。
色々と書いてきましたが、
これが私自身の「電子書籍ではなく、紙の本を選ぶ基準」であり、さらには、「電子書籍の進化に期待すること」です。
私と同じように、「紙か電子書籍か、どっちにしよう。」と迷っている方は、どこか参考にしていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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