こんにちは読書ブロガーのネルです。
あなたは、「哲学って何」と聞かれた時に、自分なりの意見を答えることができますか?
正直、哲学って聞くと、「偉そうな知的ぶったうざい人たちが、わけのわからん難解なことを言って悦に浸っている学問」というイメージではないですか?
正直に告白すると、自分も少し前までは、そんなようなことを思っていたりしていました。
(さすがに口が悪すぎますね・・・笑)
また、ぶっちゃけてしまえば、こんなふうにも思っていました。
「本屋に行くと、『哲学コーナ』とかあるけど、どうせ『俺は哲学書を読んでいる!ドヤッ!』って格好つけたい人が読んでるんだろ?」
ひねくれすぎですね笑
だがしかし!
散々けなしましたが、今となってはその逆で、「哲学って学ぶほど面白ぇぇえええ!!」と本気で思っています。
そう、哲学は知れば知るほど面白い。
実は、「スルメみたいな学問」なんですね。
なぜ印象が大きく変わったかと言うと、「いくつかの、とある本」をきっかけに、哲学の面白さを知れたからなんです。
自分はこれらの本を読めたおかげで、哲学のイメージが180度変わりました。
そこで今回は、「哲学なんて全く知らん!興味すらねえ!」という方に「これだけは、なにとぞ読んでくだせえ!!」という超おすすめの、「初心者にピッタリの哲学本」を3冊紹介したいと思います!
どうか、どれか1冊でもぜひ手にとって、哲学の面白さに触れてほしいと思っています!
初心者向けの”超”おすすめ「哲学本」3冊
まず、紹介する本の一覧としては、以下の3冊です。
- 史上最強の哲学入門
- 武器になる哲学
- 試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する
順番に紹介していきます!
史上最強の哲学入門
この本を一言でいうと、「哲学ではなく、もはやバトル漫画」です。
実は、自分を「哲学大好き人間」にしてくれたのが、まさに本書です。
つまり、今回の紹介記事で一番おすすめしたかったのがこの本となります。
「なんか表紙がリアルでキモっ!」って思ってしまう方もいるかと思います、、笑
そしてこんな独特な表紙から、「内容も、どうせ難しい哲学の話をごちゃごちゃ喋ってるんだろ・・・?」と思った方!
それは全く違うので安心してください。
本書は、「哲学をいかに面白く学んでいくか?」ということに全力がそそがれています。
では、「どのように面白く哲学を紹介しているか?」というと、「哲学者同士をバトルさせる」という形式で、文章が書かれているんですね。
「わかった、これこそが真理です。」と何を言ったところで、「いやいや、悪霊がそう思い込ませてるだけかもしれないよ」といくらでも疑えてしまうではないか。はっきりいって疑い過ぎである!
明らかな懐疑のオーバーワーク・・・。
(中略)
だが・・・、その懐疑のオーバーワークという暴挙が奇跡を生むことになる!
(Kindle位置:492)
こういった熱い議論が次々に展開されていきます。
読んでいると、「まるで漫画を読んでいるときのように」ストーリーが気になり、読む手が止まらくなります。
それぞれの哲学者の話に納得感があるため、「たしかにその主張は正しそう・・・。次の敵は、一体どう反論する!?」と夢中でページをめくっていくようになります。
哲学者同士を、口論バトルしている風に語っていくスタイル。
そのアイデアからとんでもなくすごいことだと思います。
そして、もちろん内容1つ1つが非常にわかりやすい。
読み終わった頃には、
- 「えーー!哲学ってこんな面白い学問だったのか!」
- 「なんで学校ではこんな感じで教えてくれんかったんや!!」
となること間違いなしです。
武器になる哲学
この本を一言でいうと、「哲学は知るだけじゃないぞ!今すぐこの場で活用しなはれ!!」と教えてくれる本です。
1つ目の本は、「哲学そのものを理解する」という本でした。
一方、本書は「哲学を”現代の社会”に活かしたら、どういうメリットが有るの?」ということを目的にまとめられた本です。
人の行動を本当の意味で変えさせようと思うのであれば、「説得よりは納得、納得よりは共感」が求められます。
(中略)
では人が真に納得して動くためには何が必要なのか? アリストテレスは著書『弁論術』において、本当の意味で人を説得して行動を変えさせるためには「ロゴス」「エトス」「パトス」の三つが必要だと説いています。
(Kindle位置:653)
自分は、史上最強の哲学入門を読んだあとに本書を読みました。
その効果は大きく、「学んだ哲学って、こうやって現代にも活かせるのか・・・!!」という非常に多くの発見を得ることができました。
哲学って、「知ったところでどうせ活かせんだろ?笑」って思っている人には、まさにピッタリの本ですよ!
読んでいくと、「ぐぬぬ。。たしかに、現代でも使える。。。」となること間違いなしです笑
試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する
続いては、「試験に出る哲学」です。
この本を一言でいうと、「センター試験を活かした、大人向けの哲学入門本」です。
「センター試験の哲学問題を取り上げて解説する」という構成になっています。
こう聞くと、「いやいや、自分は別に学生じゃないんだから。。」と感じるかもしれません。
しかし、本書は学生をターゲットにした本ではありません!
著者は、「センター試験の哲学問題は”良問”が多い」という気付きから、過去問を取り上げながら、いろんな人に哲学に触れてもらおうという思いで書かれた本なんです。
そのため、試験対策というよりは、「哲学者一人ひとりの考え方」をクイズを使って解説したものになっています。
まず、マルクスの問題意識を共有しましょう。それは「利潤(利益) はどこから生まれるのか」という問題です。マルクスの答えは、 資本家が労働者から 搾取 しているから、 というものでした。では、搾取とは何でしょうか。ここに「労働力の商品化」 という問題が関わってきます。
(Kindle位置:1,828)
もちろん、センター試験の過去問を使っていることから、学生にもおすすめです!
まとめ
今回は、「初心者におすすめの哲学書」を3冊まとめてきました。
個人的には、①史上最強の哲学入門→②武器になる哲学→③試験に出る哲学、と読み進めてほしいです。
もちろん、どれか1つだけ手に取っていただいても問題はありません!
とにかく心がけてほしいのは、「最初は簡単な本」を手にとることです!
哲学なんてただでさえ難しい分野なので、いきなり原著なんて読んだら、99%の人が挫折します。
哲学にほんの少しでも興味を持った方!
なんなら「哲学なんて全く興味すらねえわ!」という方にこそ、ぜひ今回紹介した3冊のうちどれかを試し読みしてみてほしいです。
そして、自分みたいに「おいおい、、。哲学面白いやんけ。。」ということを体感してみてほしいです!
- 史上最強の哲学入門
- 武器になる哲学
- 試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する
また追加で面白い哲学本を発見したら、このリストにも追加できればと思っています。
逆に、みなさんが見つけた「おすすめ哲学本」もぜひぜひ教えていただけるとめっちゃ嬉しいです!
哲学の面白さ、もっと広まれば嬉しい、、!
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