こんにちは読書ブロガーのネルです!
本日、以下のニュースを見て、「おお、、。」と感じました。
【NTT、20代で課長級も 6万5000人に脱年功序列の新制度】
https://news.yahoo.co.jp/articles/842030ca05da36a6b3cbe0c682cf811639d55cb1
最近、「日本でも年功序列が終わり、実力主義になっていく!!」と徐々に言われてきています。
この流れは個人的にも賛成ですが、「これって、今20代ぐらいの若者には酷すぎる状況じゃない!?」と思いました。
今回はそんな話をまとめてみます。
若手時代は年功序列→オジサンになってから実力主義社会に投入される未来
日本は年功序列が崩壊していっているとは言いますが、「世界と比べてみたときにはどうなの?」ということを調べてみました。
結論としては、「やっぱり、日本って世界的にみてもトップレベルに年功序列の社会なんだ、、。」ということがわかりました。
下記は、厚生労働省のサイトから確認してみたデータです。
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/13/dl/13-1-5_02.pdf
左側が「男性」、右側が「女性」のデータです。
左の男性側が特徴的ですが、日本は特に、勤続年数(横軸)が増えるにしたがって、給料(縦軸)が大きく上昇していっていることがわかります。
つまり、世界的にみても、日本は特に「年齢によって賃金がぐんぐん上がっていく」というのが現状なんですね。
では、世界にならって日本でも実力主義の会社が増えていったとします。
それでも、社会の構造は数年レベルでは一変しないでしょう。
半数以上が実力主義の会社になるには、早く見積もってもまだ10年はかかるんじゃないかなと思います。
すると、今20代の若者は、こんな状況にさらされることになります。
- 20代~30代のとき:年功序列だから、今は給料は安くてもガマン、ガマン・・・。
- 40代を超えたとき:会社が年功序列制度をやめてしまった、、。最近入った優秀な若手のほうが、自分よりも給料が高いだと・・・。
このように、若手のときは「年功序列」のもと我慢して働き、いざ目上の立ち場になって「高給になるぞ!」ってときに会社が、「これからは、年齢に関係なく給料決めます☆キラリ」なんてことを言ってくるわけです。
新卒~定年までずっと年功序列だった「昭和生まれの人」。
そして、新卒から定年までずっと実力主義の「令和生まれの人」。
これらの世代は、一貫した制度のものとで戦うことになるので、ある意味平等と言えます。
しかし、途中からゲームのルールが変わってしまう平成生まれの世代の人は、ある意味で一番不利な状況に追いやられていると言えるんですね・・・。
今の若者が取るべき2つの選択
上記のような状態に置かれている以上、若者はなにか対策を打つべきだという話になります。
そこで、以下の2つの戦略が考えられます。
- あえて若手のころから実力主義の会社に転職する
- 今の年功序列の会社にとどまったまま、市場で戦える力を身に着けておく
1については、自分の実力がある人は間違いなく取ったほうが良い選択です。
(その実力を客観的に図るのが難しい、という話ではあるのですが・・・)
よく、「優秀な人材が来てくれない」という声を耳にします。優秀な人たちは自分を正しく評価してくれる職場か、業務の対価をそのまま収入として得られるフリーランスを選んでいるのでしょう。いまだに年功序列などの古い制度をそのまま採用している会社には見向きもしないはずです。
『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』 (Kindle位置:294)
ただ、この選択はリスクがあります。
「実力主義の会社にいったら、自分が全く仕事ができない人だということに気づいた・・・!」という状態では目も当てられません。。
そこで個人的に良いなと思う戦略が「2」の、「今の会社のまま、市場で戦える力を身に着けておく」です。
今の会社にいるまま、市場で戦える力を身に着けておく
市場で戦う、という点でやはり最も良い手段が、「副業」になるんだと思います。
もちろんこれは、マルチ商法などの怪しいものではなく、「Web開発、デザイン、動画編集、文章執筆、講師」などを担当することです。
まさに自分がそうですが、年功序列の会社の中にいると、「仕事をテキパキ片付ける」ことよりも、「社内で無難に立ち回る」ということが求められます。
一方で、ネットから受注した仕事をしてみると、「いかに、早く安く、クオリティの高い成果物を出すか?」が求められます。
市場が求めている能力は、当然こういった能力です。
そして、こういった能力のある人が、本当に「実力のある人」だということになります。
だからこそ、会社にはとどまって安定的な給料をもらいながら、一方で副業として「自分が市場でどのくらい評価される位置にいるか?」ということを知る。
おそらく、大多数は最初からいきなりドカンと市場で個人的に稼ぐのは難しいと思います。
でも、だからこそ、「市場に放り出され、実力主義の世界で戦うと、自分はこんな位置なのか、、。」ということを早めに知れる良い機会になるんだと思っています。
(自分も、ブログやWeb開発などをしてネット上で活動していますが、「市場で稼ぐのむっず、、。」というのが正直な心情です(笑))
一方、「労働市場での評価を上げること」を意識しながら働くと、生産性を上げることが自分にとって必須の、かつ重要な課題になります。なぜなら労働市場で評価されるのは、まさに生産性の高い人だからです。
『自分の時間を取り戻そう』(Kindle位置:878)
まとめ
日本の会社が徐々に実力主義に移っていって、「やったー!」って思う人もいれば、当然「心配だ、、。」と思う人がいるでしょう。
いずれにしても、日本企業はNTTのように徐々に実力主義になっていくのだと思います。
そういう状況にある以上、「はやめに自分の真の実力」を知り、「市場で戦える真の実力を身につけるにはどうしたら良いか」ということを把握しておくべきなんだろうな、と思いました。
自分も、市場でもきちんと戦える力を身に着けておきたい、、。
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特に2冊目の「自分の時間を取り戻そう」の方は、強くおすすめします!!
「小金を稼ぐために、会社でダラダラ働いている。」という人は、この本で間違いなくハッとさせられ、自分の正しい働き方を見直すきっかけになりますよ!
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