【本当の幸せって何?バリバリお金を稼ぐことなの?】「漁師とビジネスマンの話」から考える

【本当の幸せ、人生の成功とは何か?】ある漁師とビジネスマンの話から考える_アイキャッチ画像

こんにちは読書ブロガーのネルです。

 

皆さんの中には、

「とにかくバリバリ働いて、お金を稼ぎたい!」

といった野望を持っている人は多いと思います。

 

私たち一般人は普通、「お金はあればあるだけ幸せでしょー。」と考えがちです。

・・・しかし、今の時代で幸せに生きるためには、本当に多額のお金が必要でしょうか?

といった話を今回はまとめていきます。

 

今の日本では、あらゆるものが安く買えるし、どこでも気軽に旅行にも行ける。

インターネットを使えば、娯楽もタダ同然で楽しめるほどです。

 

こう考えると、普通に楽しく生きていくために必要なお金はそこまで多くない、とも感じられるはずです。

 

先日、この話に関連する、面白い「寓話」を本の中で発見したので、ご紹介します。

「人生の幸せとは何か?成功とは何か?」を、改めて考えさせてくれる話です。

 

サクッと要点がつかめるように、元ネタをコンパクトにまとめています。

読むのにそこまで時間がかかるものでもないので、ぜひ本記事の寓話だけでも読んでみてください。

ヒヨコ
今回の寓話を知ることで、自分の中の価値観が、少し変わるかもしれませんよ!

 

『座右の寓話』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

 

【寓話】漁師とビジネスマンの会話

それでは、まずは主題となる「寓話」をコンパクトにして紹介します。

 

ある街に、自由気ままに暮らす”漁師”がいた。

毎朝ふらっと漁に出る以外は、家族とゆっくり時間を過ごし、夜はワインを飲みながらギターを弾く、というなんとも気ままな生活を送っていた。

 

そんな彼のもとへ、あるビジネスマンが来て言った。

「もっと漁をして、お金をたんと稼ごうぜ!人を雇って大きな船を買うことで、事業を大きくできるはずだ。そうして20年も続ければ、君は億万長者だよ!」

 

これを聞いて、漁師はビジネスマンに尋ねる。

「なるほど。そうなると、その後はどうなるんだい・・・?」

 

ビジネスマンが答えた。

「そうしたら仕事は引退できるよ。その後は、家族と時間をゆっくり過ごし、夜はワインを飲みながらギターを弾くような、気ままな生活が可能になるんだ!どうだい、素晴らしいと思わないかい?」

 

・・・以上が、「漁師とビジネスマンの話」と言われている寓話です。

 

本当の幸せ・人生の成功とは何か

ここで改めて考えさせられるのが、「本当の幸せ、人生の成功とは何か?」という話です

 

バリバリ働いてお金を稼ぐ。

これは格好の良いことであるし、誰もが憧れることです。

 

しかし、「じゃあ、稼いだ先に”何があるのか?”」と考えてみてください。

もしかしたら、「それは、お金がなくても実現可能なことだ・・・。」と気づくかもしれません。

 

漁師とビジネスマンの話は、こういったことを気づかせてくれるとても深い話なんですね、、!

 

関連して、こんな話もあります。

病気で死が近い人に、「人生で、後悔していることは何かありますか・・・?」と聞くと、答えの多くは以下だと言います。

「他人の目を気にせず、自分が一番やりたい事をもっとやれば良かった・・・。」

 

仮に、「本当にやりたいこと」が、お金がないとできないものであれば、お金を沢山稼ぐのも重要です。

 

しかし、以下のような夢であれば、どうでしょうか・・・?

  • あの国にいつか旅行してみたい
  • 毎晩、お酒を飲みながら家族とゆっくりと語り合いたい
  • 平日の朝は、毎日ゆっくり過ごしたい

 

こういった夢をもし持っているならば、「お金ばかり追い求めるような働き方」をすることは、反対にその夢の実現を遠のけることになってしまうという場合もあるのです。

ヒヨコ
よく言われる、「お金が手段ではなく、目的化してしまっている」陥りやすい罠ですよね・・・。

 

お金の重要度は、過去と比べて低下している

戦後の高度成長期の頃なんかは、「お金があるやつが強い」「金持ちこそが、成功者だ」という考え方が普通だったと思うんです。

 

でも、今はこの価値観はかなり薄まってきているのではないでしょうか。

実際に、「沢山のお金=幸せな生活か?」と問いかけると、多くの若者は「NO」と答えるのではないかと感じています。

 

仮に、東京で暮らしている、次のAさん,Bさんの2人がいた場合、どちらに憧れを抱くでしょうか?

  • A:毎日23時まで働くスーパーサラリーマン。年収は1,500万円
  • B:毎日定時に退社し、夜は家族と楽しくディナー。年収は400万円

Aさんが良いかBさんが良いか。

価値観の問題なので、人によって違いはあると思います。

 

それでも、昔と今を比較すると、「Bを希望する人の割合」は増えているはずです。

更に、今から20年後には、上記の比率はより大きくBに傾くのではないかと思っています。

 

本来、お金を稼ぐのは「生きるため」であったはずです。

そして、生きるだけなら、今の時代は年収は400万円もあれば十分可能です。

 

ついつい忘れがちですが「お金がなくても実現できる幸せ」というのは沢山あるんですね。

むしろ、「お金を稼ぐことに執着しすぎて、自分の貴重な時間を失っているのでは?」という視点も、これからはより求められるんと思うんです。

 

今回の寓話から、「人生の幸せ」について、改めて色々な角度から考えることが出来ました。

何か本記事で新たな発見を得られたらとても嬉しいです!

 

『座右の寓話』(画像クリックでAmazonのページにジャンプします)

 

↑本書は、今回紹介したような、心にくる「寓話」が沢山紹介されています。

沢山の寓話がありますが、文章としては読みやすく、サクッと読みすすめることができますよ。

 

寓話は1つでも覚えておくと、たとえ話として応用できるので、ぜひ手にとってみてください。

 

この記事のまとめ
  1. 「漁師とビジネスマン」という寓話がある
  2. その寓話を読むと、「お金を稼ぐのは決して目的ではない」ということに気づかせてくれる
  3. 自分にとって、「何が本当の幸せなのか?」ということを、落ち着いて見直すことが大切

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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