【バーナム効果】占いがやたら当たると思うのは勘違い！？『ココロの盲点』より

こんにちはネルです！

今回は、「占いがやたらと当たると思うのは勘違い！？」というテーマで話をしていきます！

参考にした本は、池谷裕二『ココロの盲点』です！

『ココロの盲点』（画像クリックでAmazonのページにジャンプします）

それでは順番にポイントをまとめていきます！

占いがやたらと当たると思うのは勘違い！？

みなさんの中で、「この人の占いはやたらと当たる！」と感じた経験がある人はいないでしょうか。

テレビや雑誌などの占いも含めると、多くの人が一度はそう感じたことがあると思います。

たとえば、あたなが占い師に手相を見てもらい、以下のような言葉を言われたとします。

「あなたは外では強い人のように振る舞って行動しているようですが、実は弱い面も持っていて、時に1人で悩むことがありますね。そういった人に特徴的な手相が出ています。」

「あ、当たっている・・・」と感じませんでしたか？

実際に手相を見てもらったわけでもないとう事実から、何が言いたいか気づきやすいと思います。

実は、上で述べた発言は「誰にでも少なからず当てはまること」なんです！

占い師の多くは、この誰にでも当てはまるような普遍的なことを言って信じ込ませていることが多いのが事実です。

つまり、占いが当たると思うのは”勘違い”である可能性が高いのです・・・！

「バーナム効果」とは

上のように、本来は誰にでも当てはまるようなことを言われて、

• 「自分にピッタリ当てはまる！！」
• 「この人は本当の私のことをわかってくれている！」

と感じることを、心理学では「バーナム効果」と呼びます。

そしてこのバーナム効果は、学問の世界で実験によりすでに立証されているんです！

人は当たり前の言葉を言われても、それを“自分にだけ”当てはまることだと感じてしまうんですね・・・！

夢を壊すようで気が引けますが、、、この効果は実際に星占いや血液型占いでもよく利用されています。

さらに、予言をする人が「その分野の学者さん」だったり、「内容が前向きなコメント」だったりすると、さらに人は信じやすくなる事実がわかっているのです！

「なんか、妙に自分に当てはまるな・・・」と感じたときは、「いや、単なるバーナム効果によってそう思い込んでいるだけかもしれない」と冷静になる姿勢を身に着けていきたいですね！

人に相談された時にも利用できる

そしてこのバーナム効果、「人に相談された時」にも利用できます！

実際の例を、『ココロの盲点』より引用してみます！

ーー表面では明るく振る舞っていますが、心では葛藤していますね。

ーーあなたは現実主義のところもありますが、意外とロマンチストな面を持っていますね。

相手は「この人に相談してよかった。私のことをわかってくれている」と信頼をおいてくれるはずです。

（本文引用）

上の例のように人に相談されたときは、「表と裏の性格」をコメントに入れると効果的なんです！

特に、相手がどんな人かわかっていない場合ほど、「真反対の2つの性格」を入れると効果が高いと言います！

人は誰しも、表と裏の面を持っているもの。

冷静に聞くと当たり前のことを言っていても、バーナム効果によって、つい「自分に当てはまる！」と感じてしまうんですね！

そうすることで、自分の発言・アドバイスにより一層の説得力を持たせることができますよ！

相談者を騙すつもりではなく、その人の悩みをスッキリさせるという気持ちでこの効果を利用することは、大いにありだと思いますよ！

まとめ

今回は、『ココロの盲点』より、「占いがやたらと当たると思うのは勘違い！？」というテーマで話をしていきました！

ぜひ、「占いは”バーナム効果”を利用していることが多い」という事実だけでも覚えておいてくださいね！

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました！