「走る奴なんて馬鹿だと思ってた」
このタイトルだけを聞いても、どんな本かかなり想像できるのではないでしょうか(笑)
この本は、運動嫌いだった中年男性である著者が、体調不良をきっかけにランニングに目覚めていくことをまとめたエッセイ本です。
個人的に、このタイトルのつけ方がとても絶妙で、たった一言でどんな本か具体的に想像させるテクニックに感動すら覚えました(笑)
今回は、この本の紹介を兼ねて、特に印象に残った箇所をまとめていきたいと思います!
【目次】
『走る奴なんて馬鹿だと思ってた』感想・書評
この本は、「運動しなければ!」と感じている、中年男性の方に特に強くおすすめしたくなる本でした!
著者は運動不足で体調不良が続いていたことからランニングを始め、徐々にマラソンの楽しさにドハマリしていくのですが、その過程が文章で追っていけるのが面白かったです(笑)
最初は2km走るのがやっとだった人が、やがて10km、20kmと距離を伸ばしていき、怪我をしているにもか関わらず走りたい欲が抑えられずついシューズを履いて外に飛び出してしまう・・・。
走った日の夜には、スマホアプリで記録したその日のランニング記録を眺めながらチューハイを飲むのが最大の楽しみ、、という、なんとも最高の日々が綴られています!!
文章には頻繁に小ボケが登場するので、飽きることなく次々に読み進めていけるのもおすすめのポイントですよ!
印象に残った言葉まとめ
それでは、この本から特に印象に残った箇所をピックアップしていきます!
急激に記録を伸ばすと、故障する
著者自身も、「最大のランナーあるある」として紹介していたのが以下の言葉です。
「急激に記録を伸ばすと、故障する」
ランニングに慣れてきて、それまで5kmほどが精一杯だった著者が、調子が良いからといきなり10km、15kmとランニング距離を伸ばしていったタイミングで著者は怪我をするようになりました。
私自身も経験があるからわかるのですが、ランニングって「最近調子がよいな!」と自分で感じると、つい急に速いペースで走ったり、それまで挑戦したことのないような長距離に挑んでしまいがちなんですよね。
そうなると、だいたい故障するんです(笑)
最近ランニングを始めたばかりという人はぜひ気をつけてください!
小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ
本文を読んでいて、急に「おお!この言葉かっこいい・・・!」と感じたのが以下の一言です。
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道だ」
・・・そして、すぐに文章が続きます。
……バレなければこのまま書き進めようかとも一瞬思ったが、後で怒られるのも嫌なので、正直に白状しよう、いまのは私の感想ではなく、イチローの名言の、まんま引用である。いいこと言うじゃん、イチロー。(何様だ俺)
引用:『走る奴なんて馬鹿だと思ってた』
私はまんまとやられました(笑)
著者の言葉ではなかったにしろ、ランニングを始めたての頃の方には特に覚えておいてほしい言葉だと思います。
いきなりフルマラソンなんて高い目標を目指さずに、まずは2kmランニングから始めてみる。
そういった低い目標であっても、目の前の目標をきちんとこなしていけば、いずれ大きな成果となっている、ということですね!
ランニングにはピッタリの言葉だと感じました!
結果ができない時・・・
「しかし、結果がでないとき、どういう自分でいられるか。決して諦めない姿勢が、何かを生み出すきっかけを作る。」
またまた名言です!
マラソンという1つの著者のスポーツ体験談から、人生における重要な教訓が学べる。
そういったことも、本を読む楽しさだと思います!
まとめ
今回は、『走る奴なんて馬鹿だと思ってた』の紹介と、特に印象に残った箇所をまとめていきました!
内容としてはゆるめの本なので、リラックスしているとき、お酒を飲みながらゆったりと読むのにベストな本だと思います!
マラソンがきっとしたくなると思いますよ!
- ランニングにドハマリしていく過程を楽しめる本
- 文章には小ボケも多く、飽きずに読み進めらる
- 時にはマラソンから得た教訓が深く刺さる!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!