自分は、「読書」と「プログラミング」好きです。
休日にどちらも楽しむ生活を続けていて、ふと、「この2つって、共通点があるよな~」って感じることがありました。
それは「良い文章も、良いプログラムも、構造化がキレイである!」ということです。
今回はそんな話をまとめてみます。
構造化とは?
まず、構造化って何なのか?
わかりやすく言うと、「分類分け」のことです。
たとえば文章でいう構造化=分類分けは、「目次」。
目次って、「大まかに言って、ここにはどんな主張があるのか?」が明確に書いてあります。
「第1章ではこんなこと言って、第2章ではこう主張しますよ。」ってことを書いてあるのが目次です。
本文を分類してまとめているという点で、目次は明確な構造化です。
プログラムの分野でも、「良いプログラム」というのは構造化がされています。
たとえば、Amazonのような「商品の販売サイト」を作っていたとします。
この場合、構造化された中身のプログラムは、
①:在庫データをデータベースから取得する
→ ②:データを、お客さんが見やすいように加工する
→ ③:加工したデータを、Web画面上にキレイに表示する
と処理がキレイに分かれています。
構造化されていることのメリット
じゃあ、構造化されてると何が良いのか。
それはシンプルに、「どこに何が書いてあるか明確になること」。
これに尽きる!!って思います。
想像してみてください。
全部で100ページもある文章なのに、「目次が一切ない」文章を。
10,000行以上あるプログラムコードなのに、「どこに何が書いてあるか一切不明」なコードを。
「読む気がうせる・・・。」と感じますよね。
一方で、構造化されている、章立てがしっかりしている文章・プログラムコードはどうか。
「いまの自分にとって、どこが関係するのか?」
がサクッとわかるわけです。
構造化されていないと、1から総なめするように詳細を見ていかないといけない。
構造化されていると、全体構造がわかるため、関係のある箇所をピンポイントで選び取ることができる。
構造化のメリットは、こういうところにあるわけです。
仕事上でも、構造化のメリットはめっちゃ活かせる!
文章やプログラムにおける構造化の大事さを語ってきましたが、じつは仕事でもめっちゃ活かせるスキルだと思ってます。
一例として、「資料作り」。
構造化をしっかりすることで、論理が繋がった資料を作ることができます。
具体的には、私は資料を作成するステップを3つに分けています。
【ステップ①】エッセンスを書き出す(手書き)
【ステップ②】紙で構想・構造化する(手書き)
【ステップ③】資料を作る(パソコン)
プレゼン資料や提案書をパワーポイントで 20 ページ作るとしたら、 20 枚のコピー用紙に手書きで先にメッセージのタイトルを書き、ストーリー展開を考えます。
『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』
分かりやすいプレゼンって、ストーリーがしっかりしてるとか、筋が通ってるとか言いますよね。
それって、ステップ②の「構造化」がしっかりされているかどうかなんですね。
また、仕事上で大事にされる「結論から話す」というテクニック。
苦手な人は、「結論からって言っても、この場合は何が結論からわからないよ・・・。」って感じだと思います。
でも、上手に結論から話せる人は、「出来事を構造的に捉えられている」んです!
「結論から」「全体から」考えている人というのは、必ずはじめに目次を作るという行動パターンを持っている。
逆にこの思考パターンのない人に目次から考えるという発想を理解してもらうのは非常に大変である。
なぜ中身が決まっていないのに、目次ができるのか?
「第一章」のことしか考えていないのに、全体の目次を作ることが可能なのか?
『地頭力を鍛える』
「全体と細部」を認識しているから、結論からスパッと話せるわけですね。
まとめ
今回は、「良い文章と良いプログラムの共通点」について考えてきました。
思いついたことをそのままダラダラ書くか、
全体をまとめてから細部を埋めていくか、
後者の方が間違いなく頭を使う行為のため、疲れます。
それでも、情報を受ける側は、段違いで後者の方がラクです。
構造化スキル、自分も身につけられるように頑張ります・・・!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回引用に使った本は以下です!気になる本があれば、ぜひ手にとって見てください!
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