こんにちは、読書好きサラリーマンのネルです!
「趣味は?って聞かれたら、『読書です』って言っておけば安全だろ。」
あなたはこんなふうに思っていませんか?
実際に自己紹介で、「趣味は読書です」と言う人はかなり多いですよね。
ですが、何も考えずにこの伝え方をすると、相手にはあまり良い印象を与えられない!
そう感じています。
安易に読書が趣味と伝えることは、むしろマイナスになったりするんですね。
そこで今回は、趣味が読書だと伝えることの「3つの危険」を考えてみます。
また、それを受けて、「じゃあ、代わりにどう伝えれば、好印象を与えられるの?」ということについても、パターン別に解説してみたいと思います!
私の経験からひねり出して考えたものなのですが、どれか1つでも共感していただけるとても嬉しいです!
それでは、本題入っていきましょう!!
【目次】
「趣味は読書です。」と伝える場合の3つの危険
それでは最初に、「趣味は読書」と伝える3つの危険について考えていきます。
結論から言うと、以下の3点です。
- 「他に趣味がない、つまらない人だな」と思われる
- 上品・知的アピールをしてると思われる
- 「意識高い系」というレッテルを貼られる
順番に解説していきます!
「3つの危険」が生じる理由と、その回避策
それでは、なぜ3つの危険が生じるのか、パターン別に解説していきますね。
また合わせて、「ではどうすれば、相手に良い印象を与えられるのか」という点も考えてみました!
ぜひ、参考にしてみてください!
①「他に趣味がない、つまらない人だな」と思われる
趣味は読書と伝えるときの危険として、1つ目は、「この人、他に趣味がない人なんだな」と思われることです。
これに特に、「月に1,2冊ほどの読書をする人」こそ、注意が必要です。
と言うのも、こういう方の場合、以下のような会話の流れになりやすいんですね。
自分「趣味は、読書ですね・・・。」
Aさん「おお!読書ですか!どれくらい読むんですか?」
自分「えっと、、月に1,2冊程度です。」
Aさん「(あれ、思ったより少ない・・・。)そうなんですね。どんな作家が好きなんですか?」
自分「東野圭吾さんとか、有川浩さんとかです。」
Aさん「(超有名どころだ、、!)そうですか!東野圭吾さんとか人気だし、どの本も面白いですよね。」
自分「はい、、!」
・・・と、こういう流れになりやすいんです。
もちろん、読む量が少ないこととか、人気作家の本を読んでるのがダメということは決してありません!
ただ、がっつり本を読むわけではないのにこの伝え方をしてしまうと、先ほどの例のように、”なぜか残念な会話”になりやすいんですね・・・。
それは、なぜかと言うと、読書量は人によってとても大きな差があるからです。
本が大好きで頻繁に読んでいる人からしたら、「読書が趣味」とだけ言われた場合、「マニアックな本も知っている人のはずだ」と勝手に期待されてしまうんです。
そして、実情を知られてがっかりされてしまう・・・(笑)
そこで、こういう人の場合、伝え方を以下のようにしてあげると一気に好印象になります。
【好例】
「趣味は、”たまに”読書することです。月に1,2冊ほどですが、マイペースに楽しんでいます!」
つまり、”あまり分量は読まない”ということを最初に明言してしまうんですね。
「マイペースで読書を楽しんでいる。」と最初に言ってあげれば、相手の期待値が勝手に上がるのを防げるため、会話がスムーズになるんです。
「これといった趣味はない・・・!けど、いちおう月に1冊ぐらいは本を読むな~。」
という人は、自己紹介の際、「相手の期待値を上げすぎない」戦法を強くおすすめします!
②上品・知的アピールをしてると思われる
「読書が趣味」と伝えるとき、次に危険なのが、「上品・知的アピールをしてると思われる」ことです。
これは①とは逆に、「月に5冊以上など、多くの本を読む人」にこそ注意してほしいです。
というのも、そもそも読書って、「知的な人・上品な人に好まれるイメージ」がありますよね。
こういう暗黙の認識がある以上、
「(ほんのりドヤ顔で・・・)趣味は、読書とかですね。」
とかやっちゃうと、相手はどう感じるでしょうか?
「うわあ、うぜえ、、。」
「プライド高そう。」
悲しいことに、こう思われることでしょう・・・(笑)
「相手があまり読書をしないタイプ」の場合は特に、こういう悲劇が生まれかねません。
では、どうすればよいのか。
この場合も、本当に多くの読書をするならば、それを最初から言ってしまえば良いんです!!
【好例】
「趣味は読書することです。月に10冊近く読みます!(笑)好きな作家の新刊を読んでいるときが、極上の時間です!」
どうでしょうか。
ただ、「読書は趣味ですね。」と言われるより、かなり印象が良いですよね。
そして、周りの人も「おお、読書ガチ勢だ!初心者にも読みやすい本とか教えて!」などと、興味を持ってくれやすいです。
このように、①②とも、「読書への本気度」を最初に語ってしまうほうが、好印象を与えられるんです。
③「意識高い系」というレッテルを貼られる
「趣味は読書」と伝えた際に生じる3つ目の危険は、「意識高い系というレッテルを貼られる」ことです。
この③の危険は、①②の小説好きな人とは違って、「ビジネス書が好きな人」こそ要注意です。
今回の記事で一番良いたかったのは、この③の危険です。
このパターンの会話の流れを書いてみます。
自分「趣味は読書ですね。」
Aさん「読書なんですか!どういったものを読むんですか?」
自分「ビジネス書を読みます。仕事を進めるうえでのヒントがよく得られるので。」
Aさん「(この人、意識たけえ・・・。)そ、そうなんですね。すごいですね・・・!」
自分「はい、最近だと、ホリエモンが書いた〇〇という本が、、、」
・・・と、これぐらいにしておきます(笑)
このように、ビジネス書をメインで読む人が「趣味は読書」と言うと、「意識高いメンドくさい奴」という印象をもたれやすいのです、、。
そもそも、小説とビジネス書では”読む目的”が違う
そもそも、読書という分野でも、次のような違いがあることを忘れてはいけません。
- 小説:娯楽。あくまで”楽しむもの”
- ビジネス書:インプット。”勉強”するためのもの
こう並べると、娯楽という性質を持った小説なら、趣味と言われても納得がいきます。
しかし、ビジネス書を読むこと、つまり「インプットが趣味」と言われると、率直に言って、なんか”イヤ”ではないでしょうか・・・?
そう、ビジネス書を読むのがが趣味というのは、相手に「趣味は勉強です。」と言っていることに等しいんです!!
相手のことを知りたくて趣味を聞いて、「勉強が好きです。」と真顔で答えられたら・・・?
「つまらん奴だな。」「真面目な人だ、、。」と思うのは、自然なことですよね。
じゃあ、「本当に、ビジネス書を読むことが趣味な人」は、どうするべきなのか・・・?
それは、「そのインプットの結果、何を生み出したか」、つまり、「アウトプットを伝えること」だと思っています。
たとえば、以下のような伝え方はどうでしょうか。
【好例】
- 「パソコンを触るのが好きで、そういった関連の本を土日に読んで、PCを触ったりします!」
- 「ブログが趣味です!その更新のためにも、最新のビジネス書をよく漁っています(笑)」
こういう言い方をされたら、「おお、なんか独特で面白い人だ・・・!」と思いませんか?
このように、「読んだビジネス書によって、何を”アウトプット”しているか?」を中心に話すことが大事なんです!
もしも、「そうはいっても、自分はただビジネス書を読んでるだけだな~。」という人。
こういう人でも、せめて、「本を読むのが好きです!仕事について関連する本を読んで、ああでもないこうでもないと考えるのが何故か楽しく・・・!」と伝えたほうが、自己紹介という場では好印象だと思います。
この危険③への対処法も基本的には「具体的に伝える」ということになるのですが、今回は特にアウトプットまで意識をしてみて欲しい、ということをお伝えしました!
まとめ
今回は、「趣味は読書」と伝える際にありがちな3つの危険について紹介しました。
重要なポイントをまとめると、「具体的に伝える」ということに尽きます!!
「読書が趣味」と言っても、ジャンルはどんなものなのか、どれくらいの頻度で読むのか、など、人によって読書への向き合い方は大きな ”ばらつき” があるんですね。
だからこそ、それを一緒くたにして自己紹介してしまうと、相手に誤解され、残念な印象を与えてしまう恐れがあるんです。
ぜひこの記事で紹介した①~③のどれに自分が当てはまりやすそうか確認し、おすすめの伝え方を活用してみてください!
- 【正直あまり読まない場合】→「たまに読書します!マイペースに楽しんでいます。」
- 【ヘビーに小説を読む場合】→「月に○冊は読み漁ります。読書しているときが至福・・・!」
- 【ビジネス書が中心の場合】→「こういうことをやっています。そのために読書して情報収集を・・・。」
せっかくの趣味ならば、相手に少しでも良い印象を与えられるように伝えたいですよね。
最後に、今回の話に関わる、ちょっとした本の紹介です。
上記の本は、「趣味が読書」を突き詰めた著者が書いた、すごく”変わった”本です!
タイトルの通り、「出会い系サイトで色々な男性に会って、その人に合いそうな本を勧めてみた」という、実体験から書かれた本です。
「相手に合った本を選ぶには、どういう考え方をすれば良いのか?」ということを気楽に知れて、とてもおもしろかったです。
「本を沢山読むと、こういう楽しみ方もできるのか・・・!」という謎の発見がありますよ!(笑)
さんざん迷った末、私は自分のプロフィール欄を修正して、再登録した。
「変わった本屋の店長をしています。1万冊を超える膨大な記憶データの中から、今のあなたにぴったりな本を1冊選んでおすすめさせていただきます」
本当にこんなこと書いて大丈夫なのか。
(本文より Kindle位置:95)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!